要約すると・・・
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:coincheck
Liskとは
LiskはEthereumと同じように、各個人などが様々なプロジェクトを行える「分散型アプリケーションプラットフォームの採用」と取引記録だけでなく契約内容を履行できる「スマートコントラクト」という機能を保有しています。通貨単位は「LSK」です。Liskはその機能目的からEthereumと比較されますが、LiskにはEthereumにはない大きな特徴が2つあります。
1つ目は「サイドチェーン」の採用です。大半の仮想通貨は「ブロックチェーン」と呼ばれる取引記録システムを導入しています。一定のサイズの「ブロック」に取引記録を保管し、いっぱいになると新しいブロックに保管されていきます。前に保管されている取引記録が正しいと確認されたら、新しいブロックと紐づけされて「チェーン(鎖)」のようになっていくのがブロックチェーンです。LiskやEthereumは契約内容や条件を履行することができる「スマートコントラクト」であり、ブロック内に内容までもが記録されていきます。
Ethereumの場合は、このブロックチェーンが1本です。つまり1つの鎖にすべての取引記録や契約内容が保管されているということです。一方でLiskは、1本のメインチェーンのほかにサブのブロックチェーンが複数あります。これが「サイドチェーン」と呼ばれるものなのです。メインチェーンには「サイドチェーンに記録されていることを実行します」という内容のプログラムが格納されており、それぞれのサイドチェーンが契約内容などを実行するという機能を有しているのです。
この仕組みのメリットは「トラブル発生時に柔軟に対応できる」ということにあります。仮想通貨はすべてがコンピュータやネットワーク上で行われますから、常にハッカーなどのリスクが付きまといます。何かトラブルが発生した際に、1つのブロックチェーンにすべてが記録されている場合は仕様変更がすべての取引記録などに影響することなります。しかしサイドチェーンがあると、新たにサイドチェーンを作ってある特定の事象だけに対応できるような機能を持たせたり、一部の記録を変更させることなどで対応しすべてに影響を与えないようにしたりすることも可能です。お金の運用と同様で、1つの資産だけを保有するのではなく複数の資産を運用することでリスクを分散させる「ポートフォリオ」という考えが採用されているという訳です。
2つ目は「プログラム言語にJavaScriptが採用されている」ということです。JavaScriptはソフト開発等においてごく一般的に使用されているプログラム言語です。つまり、プロジェクトの開発などが一般的なプログラミングの知識がある人なら誰でも行えるというメ大きなメリットがあるのです。
Liskのこれまでの値動き
Liskは2016年5月24日に各取引所で公開されて取引可能となりました。公開3日目で「1LSK=56円」という値をつけ、注目の高さをうかがわせました。その後、2017年に入って5月ころには300円まで上昇しました。そして8月にはさらなる急騰を見せ、800円にまで上昇しています。これは、インドのできた新しい仮想通貨取引所「Bitbay」の取引可能通貨に採用されたことや「リブランディング」という「新たなブランドの再構築」を行うといったことがその要因として挙げられています。このように、Liskはますます進化するという期待感が、値の上昇に大きく貢献していると考えられます。
Liskの購入方法
Liskの将来性
LiskはEthereumと同じようにスマートコントラクトを採用している上、サイドチェーンの採用などもあり大きな注目を集めているのは事実です。そのため、現在のような値が付き今後の成長が見込まれている証拠だといえると思います。とはいえ、Ethereumよりもまだまだ時価総額も低くEthereumの今後の変化次第では特徴がますます似てくる可能性は否めません。Liskが今後もEthereumにはない独自性を持てるかが重要になってくると思います。高機能な通貨ですから、今後どのようになっていくのか目が離せません。