要約すると・・・
- 仮想通貨を換金する方法は「両替機」と「取引所・販売所(交換所)」がある
- お得に換金したいなら両替機・販売所(交換所)ではなく、取引所で行うべきである
- 2017年9月に仮想通貨の売買で出た利益は雑所得とみなされ、課税対象になるので注意が必要
仮想通貨を換金する
ここでは仮想通貨を日本円に換金する方法をご紹介します。仮想通貨が利用できるサービス・お店は拡大してきていますが、まだまだ多くはありません。
仮想通貨を換金して、日本円にしなければならない場面もいずれ出て来るでしょう。そんな時、1円でもお得に換金する方法を知っておくと便利です。
換金の方法
仮想通貨を換金する方法は大きく2種類あります。ひとつが仮想通貨専門の両替機を使用することです。
六本木や西麻布など外国人が多く集まるエリアを中心に、日本国内には約15台程設置されています。ただ、これらはBitcoin専用でアルトコインに対応していないのがほとんどです。
自分が保有しているBitcoinを日本円に換金できるだけのものもあれば、Bitcoinを購入できるタイプのものもあります。
日本に初めて導入されたBitcoin両替機「ROBOCOIN」
もうひとつの換金方法が取引所・販売所(交換所)でBitcoinを売却する方法です。
販売所(交換所)では運営元が定めた決められたレートでの売却価格になります。取引所では自分で売却価格を設定して、その値段で買いたい人に売る形式となります。市場の取引レートよりも安い価格で売れると、その分得したことにはなりますが、あまりに安いと買い手が見つからず、なかなか売れないということにもなりかねないので、あまり欲を出しすぎないようにするのがよいでしょう。
お得に換金する方法
1円でもお得に換金したいというのが誰しもが思うところです。あなたもそう思っているのであれば、まず販売所(交換所)で換金するのは止めたほうがよいでしょう。
販売所(交換所)の売却価格レートは取引所で取引されている相場レートよりも安いのが一般的です。これは販売所が手数料を取っているからです。
取引所での換金も手数料がかかりますがそれを差し引いても、取引所の方が高い価格で換金できるはずです。ではどの取引所で換金するのがよいかということになりますが、お得に取引できる取引所の条件は①手数料が安い②取引量が多いということになります。
①は当然ですね。取引所に支払う手数料は安いにこしたことはありません。
②に関しては取引が活発に行われているほうが買い手を見つけやすいです。売り手側のライバルも多いことになりますが少しでも高く売るチャンスはこちらの方が大きいでしょう。その観点でオススメの取引所は「bitFlyer」「coincheck」です。
仮想通貨の換金に伴う税金
仮想通貨を換金する際に購入金額よりも高い価格で販売できると、その差額の利益(キャピタルゲイン)を得ることになります。
これまでその利益に対して、国が明確な見解を示すことはなかったのですが、2017年9月に国税庁はこの利益は「雑所得」にあたるとの見解を示しました。これによって、5~45%の累進税率がかかり、税金を支払わなければならないことになりました。換金する際には税金がかかることも頭に入れておいてください。(仮想通貨の税金に関して詳しくはこちら)