要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
TenXとは
「TenX」は、2017年6月に公開された仮想通貨です。通貨記号は「PAY」で時価総額は仮想通貨市場全体の中で40位前後に位置しています。「TenX」は実際の商品を購入したり、サービスを利用したりする際に使用することができる「仮想通貨版デビットカード」です。
ブロックチェーン経済圏のハブとなることを目指して開発されており、現実世界とブロックチェーンの橋渡し役になることを考えているのです。
将来的には全世界で仮想通貨による支払いができるということになるようになることが目標なのです。
「デビットカード」は、「現金」と「クレジットカード」の中間にあるような存在のカードです。「クレジットカード」は利用した金額を後払い方式で支払うことになりますが、「デビットカード」は銀行口座にある金額が即座に引き落とされる方式を採用しています。その意味では、現金で支払う感覚が残されているといえます。
近年、クレジットカードに代わって発行されだしているカードになります。「TenX」のデビットカードは、一般的なデビットカードの手軽さに加えて仮想通貨の保有量に応じて報酬を受け取ることができるというメリットがあるのです。
実は、仮想通貨市場でもデビットカードは多数存在しています。しかし、「TenX」のデビットカードはほかにはない3つの特徴があります。
1つ目は、「実際に利用できる」ということです。「TenXカード」は2017年現在、世界200カ国でVISAやMasterCardに対応している3600万の店舗やネットショップ、さらにはATMでも利用可能となっています。
しかも、TenXが開発しているクロスチェーン決済ネットワーク「COMIT」はさまざまな種類の仮想通貨を結び付けています。そのため、TenXカード1枚で様々な仮想通貨を網羅することができるということもメリットです。
2つ目は、「リアルタイムのレートによって法定通貨に換算される」という点です。他の仮想通貨で発行されているデビットカードや、一般的なデビットカードにおいてもあらかじめチャージしておく必要があるものがほとんどです。しかし、TenXカードは代金を支払うタイミングのレートがリアルタイムで運用されることとされています。
しかも、自動で最も有利な取引所を選択することも可能です。レートには手数料もかからず無料となっているところも大きなメリットとなっています。
3つ目は、「TenXの保有量に応じて報酬が支払われる」という点です。報酬は、全ユーザーが利用したTenXカードの利用総額の0.5%を、TenXの保有量に応じて支払われることになります。つまり全体の取引量が増加し、保有量も増加すればそれだけ報酬が増えることになるのです。
以上のことから、仮想通貨のデビットカードを作ろうとするならTenXカード一択といっても全く過言ではないのです。
TenXのチャートとこれまでの値動き
TenXは2016年6月にICOを行いましたが、わずか6分で8000万ドルを集めた実績があります。その影響もあって、上場後は1PAY=100円前後で推移していました。
その後、2017年の仮想通貨市場全体の拡大に伴って、2017年8月以降は1PAY=600円前後にまで上昇しています。これはTenXに対する期待感の表れでもあります。今後も上昇する可能性は非常に高いと考えられています。
TenXの将来性
仮想通貨がデビットカードとして利用でき、それが全世界で可能というのは非常に夢のある話です。TenXはすでにその足掛かりを得ているという点でまさに仮想通貨市場でのリーダーシップを取っているといえるでしょう。
TenXは2020年には10兆円の流通量を目指しています。デビットカードに限らず、様々なカードは流通量がその存在感を発揮します。本当に目標が達成できるなら、仮想通貨市場で大きな存在感を得ることができるでしょう。そのくらいの成長に期待する見方は非常に多いです。
一方で、デビットカードの発行は今後も様々な仮想通貨で行われることが予想されています。「競合が増えれば増えるほどTenXの規模が小さくなってしまうリスクを抱えています。今後は、新興のデビットカードに打ち勝つだけの競争力を身に着けることが求められているのです。