要約すると・・・
- 仮想通貨は取引所と販売所で購入できる
- 安く買うなら取引所、スピーディーに購入したいなら販売所
- 海外の取引所「Poloniex」などなら国内で取引できない仮想通貨も利用可能
取引所・販売所で購入する
仮想通貨を購入するには販売所又は取引所を利用する必要があります。販売所・取引所によって手数料や扱っている仮想通貨も異なります。また、運営・管理体制の安全性をよく比較して購入場所を決まることをオススメします。
販売所と取引所の違い
販売所と取引所を同じものだと考えている人も多いですが、実際は異なります。販売所は運営機関が保有している仮想通貨を売ってくれる場になります。つまり、取引しているのはあなたと販売会社です。
【国内の主な販売所】
一方で取引所は売りたい人と買いたい人をつなげる仲介所としての場になります。取引するのはあなたと売りたい誰かになります。
【国内の主な取引所】
販売所と取引所それぞれで購入するメリットはありますが、とにかく1円でも安く買いたいという人は取引所での購入をオススメします。(販売所と取引所の違いに関して詳しくはこちら)
日本での取引所の規制
仮想通貨史上最大の事件となったマウントゴックスの破綻は仮想通貨のシステムの問題ではなく、取引所の運営・管理体制の問題でした。
マウントゴックス以外にも世界中では取引所・販売所のシステムへのハッキングによって、利用者の仮想通貨が紛失する事件が起きています。
これらの問題を受けて、日本では2017年4月に施行された改正資金決済法によって、仮想通貨の販売所・取引所は登録制になりました。これによって以下の条件に満たない場合、取引業者は認められないことになりました。
①1,000万円の最低資本金を持つ
②純資産額がマイナスではない
十分な資金力がないところは仮想通貨の売買業務を行うことが出来ず、 また、以下の規則も整備され、取引所が安全に運営されるように意図されています。
・名義貸しの禁止
・情報の安全管理措置
・委託先への指導
・利用者への情報開示義務化
・利用者の財産管理の義務化
今まで以上に安全に購入できる環境が日々整っています。
オススメの販売所・取引所(Bitcoin)
ここからはそれぞれの仮想通貨を購入する上でオススメの販売所・取引所をご紹介します。
・Bitcoin
Bitcoinを購入するなら「bitFlyer」「GMOコイン」がオススメです。
bitFlyerは日本で今最も取引量の多い販売所・取引所です。取引所での購入手数料は10万円未満で0.15%です。販売所には手数料はかかりませんが、取引所で購入された方が安く済みます。また、現物取引以外の差金決済によりBitcoinを売買できるLightning FXや先物取引であるLightning Futuresでは手数料は無料になっています。
取引量も多いので、取引所での売買も楽です。安全面でもコールドウォレットと呼ばれるオフラインで管理されているのでハッキングやウィルス感染の被害を受けにくい対応がされています。
一方GMOコインは欲しい時に欲しいだけ購入したい!と思っている人にオススメです。GMOコインは取引所ではなく、販売所になります。掲載されている金額で欲しい時に欲しいだけ買うことが出来ます。特徴は日本円、Bitcoinの入出金手数料が無料なことです。取引手数料も無料なので、GMOコインでBitcoinを購入し、取引は他の取引所で行うなども行いやすいです。購入価格に関しては比較的にはお安くなっていますが、最安値ではないので他の販売所と比較検討しながら決められることをオススメします。
オススメの販売所・取引所(アルトコイン)
Bitcoin以外のEthereumやRippleなどのアルトコインの購入を考えられている人には「CoinCheck」がオススメです。全13種類の仮想通貨の取引が可能で、これは国内の取引所で最多数です。また、bitFlyerではEthereumはBTCとの取引しか出来ないのですが、coincheckなら日本円で購入可能です。日本円の入金手数料は無料ですが出金には400円かかりますのでご注意ください。
もっとマイナーなアルトコインを扱いたいなら世界最大級のアルトコイン販売所「Poloniex」がオススメです。ここでは約80種の仮想通貨が取引できます。画面は英語ですが操作画面はシンプルなのですぐに取引できると思います。
国内だけに留まらず、販売所、取引所を比較して、仮想通貨を買ってみましょう。