仮想通貨モナコイン(MonaCoin)とは

モナコイン(MonaCoin)

要約すると・・・

  • 日本生まれの仮想通貨で2ちゃんねるがルーツ
  • 送金が非常に手軽、そして匿名性も高い
  • 世界で初めてsegwitを導入した仮想通貨
  • マイニングが容易
  • 開始日:2015年
  • 仮想通貨時価総額ランク:位
  • 価格:円 (前日比%)
  • 時価総額:円
  • 日本の取引所:Zaif bitbank Bit Trade 
  • 日本の販売所:bitflyer Zaif 
※価格/ランクは1970年01月01日 09時00分時点の情報

MonaCoinとは

Monacoinは日本生まれの仮想通貨です。日本最大の掲示板「2ちゃんねる」のソフトウェア版を運営していた「わたなべ(Mr.Watanabe)」によって2013年12月23日に生み出され、2014年1月1日から運用が開始されました。通貨単位は「MONA」となっています。同じ仮想通貨である「Litecoin」をコピーして作られた仮想通貨です。基本的な仕組みや構造はBitcoinと同じとなっています。しかし、Bitcoinにはない特徴を持っています。

1つ目は「送金が非常に手軽、そして匿名性も高い」ということです。仮想通貨の特徴に個人情報を公開せずに、アドレスによる送金の手軽さがありますが、Monacoinはその点をかなり重要視指定舞う。「アドレス」というURLによって送金を可能にしている他に、口座番号をいくつでも作れるようになっています。これによって、取引の匿名性を確保するということになります。2ちゃんねるは匿名掲示板として成長・進化してきましたが、その真髄がこのMonacoinでも生かされているのがよくわかります。また、Bitcoinで10分とされている決済時間がMonacoinでは90秒という速さを実現していることも大きな特徴として挙げることができます。

2つ目は「世界で初めてsegwitを導入した仮想通貨」という点です。MonacoinはBitcoinなどと同じく、取引記録をブロックチェーンという仕組みで保管しています。この仕組みで課題となってくるのが「スケーラビリティ」です。取引を記録するブロックは一度作られると消滅することがありません。そのため取引量が増えれば増えるほど、取引の処理速度が落ちていき時間がかかることとなります。「segwit」はこのブロックへの書き込みを簡潔に行うという機能を持っています。これによって、スケーラビリティ問題も解決しやすくなるというメリットがあります。分裂まで経験したビットコインも、その分裂後にsegwitを導入することとなった点を考えると、さすが日本製は機能が充実しているという印象を受けます。

3つ目は「マイニングが容易」ということです。「マイニング」とは、世界中で取引記録のための計算に参加することをいいます。取引は記録されないと承認はされません。Bitcoinをはじめ多くの仮想通貨でマイニングは行われていますが、その計算方法は複雑です。そのため、一部の高度なコンピュータを持つ企業や富裕層がマイニングを独占する傾向にあります。報酬がそこに集まることはもちろんですが、一番のリスクは「取引を承認するという権力がそこに集中する」ということにあります。これは中央集権制ではない仮想通貨にとって大きな問題点です。権力者が生み出されることのほかに、セキュリティー面でも大きな問題を抱えます。誰もがマイニングできる環境こそが必要という認識は共通のものとなりつつあります。ちなみに、Monacoinには「半減期」というものが存在します。ブロックチェーンの1051200ブロックごとに報酬が半減するというもので、直近は2017年7月16日に行われました。
このように様々な面で利便性や機能性が追求されており、様々な面で日本製の高機能ぶりが目立っているのです。

MonaCoinのこれまでの値動き




2014年1月1日にリリースしたMonacoinは当初「1MONA=8円」程度でした。しかし、2014年8月1日には、テレビ東京系の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で取り上げられたことを受け「1MONA=99円」まで上昇することになりました。しかし、このような相場は長く続かず再び「1MONA=3円~5円台」となります。

再び上昇するのは2017年の4月から7月ころとなります。最終的には最高値となる99.8円まで記録することとなりました。今回は前回の上昇とは異なり、一過性のものではないとの見方が強まっていましたが、実際にその後静かな動きを続けていました。その理由は、先述した「segwitの導入」・「マイニングの半減期」のほかに国内の仮想通貨取引所「bitbank.cc」が取り扱いを開始したことにあるともいわれています。

しかし、2017年10月に急激な上昇を見せました。一時700円まで値を挙げ、その後1週間も経たないうちに300円まで値を下げるなど、ジェットコースターのような値動きをしています。これは日本のBitcoinの主要取引所であるbitFlyerに上場(取り扱い開始)するかもしれないという情報が流れたためと言われています。

仮想通貨は取引所に上場しないと取引ができません。取引量が増えないと流通することもありません。取引の窓口を広げるということは非常に重要なことなのです。これらが今後の展開を好意的にとらえ、思惑が重なって上昇したと思われます。Monacoinは、徐々に評価されつつある証明ともいえるのです。

MonaCoinの購入方法

MonaCoinの将来性

Monacoinは当初は「投げコイン」のような2ちゃんねる内のコインとして導入されていました。しかし最近ではインターネットショッピングなどでも使用できるように進化してきました。まだまだ知名度は低いかもしれませんが、新機能の導入やさらなる利便性の向上などで、相場が上昇してくると一気に爆発的な成長が見込まれる仮想通貨だと思います。

一方で、まだまだ流通量が少なく、大きなリスクとなっています。なぜなら、ボラティリティの大きさは大きな利益を得る可能性がある一方で、大きな損失を抱える可能性もあります。元来リスクをとることに対して抵抗がある日本人には、このような値動きの激しさは到底許容できるものではないでしょう。ここに、「成長させたい想い」と「リスクを取りたくない気持ち」の矛盾が生じているのです。

とはいえ日本で生まれたMonacoinは多くの機能も有し、親近感も枠仮想通貨であることは確かです。長い目で見て応援していくことが非常に重要なことだと思います。成長する可能性はとても高いのですから。

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