要約すると・・・
- 独自のコンセンサスシステムにより、決済を数秒で実行可能
- 消費電力やスケーラビリティの問題を克服
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:bitbank Bit Trade
- 日本の販売所:coincheck
リップルとは
RippleはRipple Inc.によって開発されたプラットフォーム(サービス全体の総称)で通貨の単位としてはXRPが用いられます。時価総額は仮想通貨の中でも5本の指に入るメジャーな仮想通貨で、Google(Google Ventures)がGoogleが出資したとして有名な通貨でもあります。
Rippleでは、Bitcoin技術を応用した、独自に開発されたコンセンサス・システムを使用しています。Bitcoinでは10分につき1ブロックがマイナーによるマイニングによって取引承認されます。処理できるスピードが一定であるため、取引量が増えると取引スピードが遅くなるという、致命的な弱点であるスケーラビリティ問題やマイニングが一部の利用者に一極集中する問題がありました。これを解決したのがRippleのコンセンサス・システムで。Rippleは信用度の高い利用者を承認者(validator)として、彼らの投票で取引を承認するシステムになっています。このシステムの特徴は取引承認が数秒で済んでしまうことです。承認者はRipple Inc.という管理機関によって選定されるため、従来の仮想通貨の特徴である、中央管理者を有さずに利用者が相互に運営する形ではなく、中央集権的システムに近い形となっていることが度々問題に挙がってはいます。
Rippleは国際送金のためのサービスインフラを目標として開発された契機があり、世界中の銀行と協働しています。リップルが提供するXRP(通貨)を用いて、各国の通貨(日本円、USドル・・・)の送金を低コストにしようという動きが加速しています。
国内では2016年から「内外為替一元化コンソーシアム」というプロジェクトが動いています。このプロジェクトにはSBIホールディングス、三井住友銀行、ゆうちょ銀行など、大手金融機関がこぞって参加しており、その数は計61行になります。このプロジェクトでは仮想通貨のブロックチェーン技術を用いて、24時間のリアルタイム送金を実現させることを目的としており、「RCクラウド」というRippleを活用したシステムが採用されています。実現すれば海外送金がいつでも格安に行うことができるようになるため非常に注目を集めています。
リップルのこれまでの値動き
リリース直後は0.5円だったRippleは、2013年後半にIDG Capital Partners等の350万ドルの出資に後押しされ、10倍になりましたが、翌年には暴落して元価格帯に戻っています。
2014年の後半から、CBW Bankなど各社がリップルを採用を表明したことが契機となり、一時上昇をしていますが、2017年に入るまでは安定した数字が続いています。
2017年からは、Bitcoinの後押しもあり、仮想通貨自体の価格が高騰しており、2017年5月末には1リップル45円と最高値を更新しています。中国の規制などの影響でピーク時からは値下がりしており、現在は15円から30円の間で値動きをしています。
購入方法
リップルは日本国内ですと、CoinCheck/東京JPY発行所/Bitbank/mr.Exchangeの4つの取引所を経由して購入可能です。
CoinCheck
東京JPY発行所
Bitbank
mr.Exchange
CoinCheckは手軽に登録と仮想通貨の購入ができるため、取引所としては使いやすいです。
通常は会員登録や身分証の提示などの作業が必要なため取引をできるようになるまで時間がかかるのですが、CoinCheckはSNSの電話認証ですぐに取引をできるようになるので、早く購入したい方はCoinCheckを利用して購入すると良いです。
焦らないならば他のところで利用しても良いと思います。
将来性
リップルは暴落した時期もありましたが、その後は上昇しているので、今後も上昇する可能性は十分あります。
しかし、期待はあっても投資対象としては懸念材料もあるので大きな上昇は見込めないかもしれません。
どうなるかは分かりませんが、リップルでの投資は慎重になって利用した方が良いと言えます。