仮想通貨取引所・販売所Zaifとは
Zaifは2014年創業の大阪に本社を構える仮想通貨取引所です。Bitcoinの取引高では国内4番手で人気の取引所ですが、他の取引所と違ってどのような魅力があるのか紹介していきます。
Zaifの取り扱い通貨
仮想通貨を購入する場所として取引所と販売所がありますが(取引所と販売所の違いはこちら)、Zaifは取引所になります。
取引所の取り扱い通貨
Bitcoin・Ethereum・Bitcoincache・NEM・Monacoin
Zaifではメジャーの仮想通貨の他に国内では珍しく、NEMが取引所で取引することが可能です。
その他Zaifでは現在約8種類のトークンと呼ばれるZaifのみで取引可能な独自の仮想通貨が取引されています。
Zaifの手数料
取引所で売買を行う場合、買う時と売る時、それぞれで手数料が設定され、それぞれの手数料が異なる場合もありますが、大抵は一緒のことが多いです。Zaifも買い、売りに関係なく、手数料は一緒です。仮想通貨毎の売買手数料は以下のようになっています。
キャンペーン機関中でBitcoinと日本円の取引が脅威のマイナスになっています。つまり取引すれば手数料を払うのではなく、貰えるということです。凄いことです!
Taker手数料とMaker手数料とありますが、Taker手数料とは板に既に記載れている価格で注文を行った際の手数料のことです。一方、Maker手数料とは板にない価格で注文を行った際の手数料のことです。
その他の手数料
次に売買以外の手数料を紹介します。
【仮想通貨の出金(送金)手数料】
Bitcoinの送金手数料が0.0001BTCの以上選択可とありますが、これは送金手数料を高くすればするほど、優先して取引承認してもらえる仮想通貨ならではの仕組みで、急いで送金を行いたい人にオススメです。
Zaifの安全への取り組み
これまで仮想通貨の取引所ではウィスル感染やハッキングの被害によって、利用者の資産を紛失する事件が数回起きており、その度に仮想通貨の信用が失われてきました。これらの過去の教訓を活かして、現在、どの取引所も安全性向上に力を入れており、Zaifも例外ではありません。Zaifの主要な取り組みを紹介します。
・複数箇所に分けてコールドウォレットによるオフライン保管
・著名ベンチャーキャピタルであるNTVPより多額の資金調達を行い、インフラ整備を推進
・経営資金と顧客からの預り金は分離して管理
その他詳しい取組内容はこちらからご確認ください
https://corp.zaif.jp/security/
Zaifの取引方法の種類
Zaifでは株取引同様に成行、指値の注文方法が可能です。
また、仮想通貨取引では自身の資金の範囲内で取引を行う現物取引以外に、信用取引・FX取引・先物取引・積立取引がありますが、その中でZaifでは通常の現物取引以外に最大7.77倍のレバレッジ取引ができる信用取引、最大25倍のレバレッジ取引ができるFX取引、そして先物取引、積立取引まで可能です。(取引方法の違いに関して詳しくはこちら)
Zaifの信用取引
ZaifではBitcoinとMonacoinで信用取引が可能です。Bitcoinでは最大7.77倍のレバレッジでう売建ても買建ても出来ますが、Monacoinは既存の信用売りのみで、レバレッジはありません。
Zaifの信用取引では、口座残高以上の追加担保請求がありません。つまり、口座残高以上に損が出た場合でも損を負うことがないのです。その代わりに利益を得た場合にのみ、利益に対して0.7%の手数料が徴収されます。(レバレッジ1倍の時は0円です)
取引自体の手数料は無料です。しかし、借入手数料が発生します。注文すると、貸出金額の0.039%の手数料がかかり、更に建玉を翌日に繰り越せば、1日あたり貸出金額の0.039%がかかっていきます。
証拠金は注文量とレバレッジに応じた金額が必要となります。
例えば50,000BTC/JPY で3BTC 、レバレッジ倍率が7.77倍で取引したいならば必要証拠金は 50,000×3✕(100%/7.77) =19200円となります。
現物取引と違って色々と手数料もかかってくるので事前に取引規約をしっかりと読んで効率的に資産運用できる信用取引を利用するようにしましょう。
ZaifのFX取引
ZaifではBitcoinのFX取引として「ビットコインAirFX」というサービスを提供しています。
最大の特徴は証拠金以上の損失を出した場合でもその損失を負うことはないということです。EPSという仕組みで、損を抱えたユーザーのポジションが強制決済されると同時に、利益を上げているユーザーのポジションも強制決済されることでプラスマイナスゼロになります。
レバレッジは最大25倍で取引手数料は無料です。しかし、日次手数料とスワップポイントが発生します。
【日次手数料】
建玉金額の0.039% /日
※2時間毎に 1日分の手数料率の1/12ずつ発生。日次手数料= 手数料徴収時点での価格レート×総発注量×手数料率
【スワップポイント】
現物価格からAirFXの価格が乖離すると発生する珍しい仕組みです。
上に乖離している場合】
買いスワップレート = (1 – 買い板平均価格 / インデックス価格)×100
売りスワップレート = (1 – 買い板平均価格 / インデックス価格)×100×(-1)
【下に乖離している場合】
買いスワップレート = (1 – 売り板平均価格 / インデックス価格)×100
売りスワップレート = (1 – 売り板平均価格 / インデックス価格)×100×(-1)
証拠金は注文量とレバレッジに応じた金額が必要となります。
例えば50,000BTC/JPY で3BTC 、レバレッジ倍率が25倍で取引したいならば必要証拠金は 50,000×3✕(100%/25) =8000円となります。
信用取引同様に現物取引とは手数料を始めとして色々とルールも異なります。また、ハイリターンですが、その分のリスクもあるので、詳しく取引ルールを確認してから行って下さい。(詳しくはこちら)
Zaifのメリット・デメリット
Zaifに関して色々と見てきましたが、メリット・デメリットをまとめてみてみます。
メリット
・Bitcoinの取引手数料がマイナス!
・Bitcoin以外の仮想通貨もmaker注文なら手数料無料
・取引所で扱われている仮想通貨が多い
・最大25倍のレバレッジでFX取引が出来る
デメリット
・逆指値注文などの注文方法の多様性がない
・取引ツールの機能は他の仮想通貨に比べて劣る
こんな人にZaifはオススメ
ZaifはBitcoin・Ethereum・Bitcoincacheのような多くの取引所が扱っている通貨の他に、取引所では珍しいNEMが扱われており、様々な仮想通貨に分散投資したい人にはオススメの取引所です。また、何と言ってもBitcoinの取引手数料がマイナスなのには驚きです!
一方で、逆指値などが出来ず、注文の多様性がなく、取引ツール機能も簡易的でテクニカル分析などを駆使して取引を行いたい上級者には不向きかもしれません。CoincheckやbitFlyerなどのBitcoinの取引高の大きい販売所と組み合わせながら用途に応じて取引することをオススメします。