要約すると・・・
- 開始日:2016年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Wavesとは
「Waves(ウェーブス)」は2016年6月6日に運用が開始された仮想通貨で、ドイツを拠点としています。通貨単位は「WAVES」です。市場規模は仮想通貨市場全体の中では20位前後に位置しています。
2016年4月のICO(オープンセール)では1.6億円をわずか12時間で調達するというほど人気を集めました。「Waves」はイーサリアムなどと同じくプラットフォーム型の仮想通貨となっていますが、その中でも独自トークンを発行することの容易さにおいては他社の追随を許しません。
発行費用も安く、わずか数分程度で独自トークンを作成することができるのです。そのため、企業のみならず個人でさえもトークンを発行することができるというのは大きな特徴の1つです。
プラットフォーム型ですのでスマートコントラクトやクラウドファンディングなど様々なプロジェクトが進められていますが、その中でも「投票システム」というものはWaves独自の技術でありこれからの注目度も増していくと考えられています。
これらのプロジェクトや独自トークンを展開していく中で、Waves最大の特徴ともいえる「分散型取引所(DEX)」を語らないわけにはいきません。
通常、仮想通貨自体はP2Pネットワークによって分散管理されています。そのため、安全性は高いとされています。しかし仮想通貨を取引する場合には、「仮想通貨取引所」を介して行うことになり、その取引所のセキュリティがこれまでも問題になってきました。仮想通貨取引所は従来のネットワークサービス同様に中央管理型で特定の機関・場所で管理されています。
取引所がハッキングされてしまった場合には取引不能になったり情報が漏れてしまったりすることになります。つまり、取引所を利用する際はリスクを背負うことになるのです。
そこでWavesは、プラットフォーム上に「DEX」という分散管理方取引所を作ることにしました。これによって、一般的な仮想通貨取引所を介することがないためハッキングなどのリスクを回避することができます。
しかも、ブロックチェーンの仕組みを利用しているため取引の改ざんもできません。通貨自体にハッカー攻撃を仕掛けられても、分散型のため取引不能になることもないのです。Wavesは分散型の仮想通貨取引所の機能もあるため、より安全に取引できるようになっているのです。
Wavesのこれまでの値動き
Wavesは2016年7月に取引が開始されましたが、当時は「1WAVES=200円前後」でした。その後、「1WAVES=50円前後」となり低迷することになりました。
しかし、2017年3月から上昇に転じて、2017年6月以降は「1WAVES=500円前後」で推移しています。時価総額も20位前後で今後注目の仮想通貨です。
Wavesの将来性
Wavesは様々な機能の付いたプラットフォーム型の仮想通貨として今後も成長する可能性は高いと考えられています。まだ日本で開設されている仮想通貨取引所での取り扱いはありませんが、今後の展開次第では日本国内での認知度も上がることとなりそうです。
一方で、Wavesは従来の仮想通貨とは異質な要素を多数含んでいるため、そのシステム面で脆弱な面があることが指摘されています。過去にも問題が露呈したこともあります。そのため、システム稼働の安定性を含めてしっかりとした管理ができるかどうかが今後も成長していくためには大きなカギとなっていきそうです。いずれにしても、今後の展開には注目する必要がありそうです。