要約すると・・・
- 開始日:2016年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Stratisとは
「Stratis(ストラティス)」は、2016年8月9日に公開された、比較的新しい仮想通貨です。通貨記号は「STRAT」となっています。時価総額は2017年9月8日現在で全仮想通貨の中で20位前後に位置しています。
Sratisは一言で表現するなら、「ブロックチェーンを簡単に構築するためのプラットフォーム」と表現することができます。ブロックチェーン上のアプリケーションを開発・テスト・展開することを可能としています。
しかも、Stratisのプラットフォームは開発しやすく、そのスピードが他の仮想通貨よりも速いということがポイントとなっています。
Stratisの開発容易性や迅速なスピード感が生み出せる理由は、「開発言語に『C#』を採用している」ということです。これは、Stratisの最大の特徴ともいえます。「C#」とは1972年に開発されたプログラミング言語の1つである「C言語」と、世界で最も人気のある「JAVA」の優れた点を融合して2000年に開発されたプログラミング言語なのです。
2017年10月の「世界の人気プログラミング言語ランキング」では第4位となっているほど人気があるのです。仮想通貨のプラットフォームに使用されるプログラミング言語が誰でも使えるものであればあるほど、多くの人が利用できるものとなるため開発するのに有効であるのです。
例えば「イーサリアム」の開発言語には「Solidity」というものが使われています。これは、イーサリアム専用のプログラミング言語であるため使える人はごく少数に限られています。現在、ブロックチェーンを中心に取り扱うようなエンジニアはアメリカでさえごく少数なのが実情です。エンジニア不足は深刻な問題となっています。そのため、仮想通貨市場では一般的に使用できるプログラミング言語を使えるものが重宝されているのです。
また、Strarisは「誰でも新しいブロックチェーン(プライベートチェーン)を構築することができる」という点もメリットです。Stratisには「BaaS(Blockchain as a Service=サービスとしてのブロックチェーン)」を実装しているのが特徴です。「Stratis Cloud Portal」上にアカウントを作成し、プライベートチェーンに燃料を供給するためにSTRATを購入します。その後、各種パラメータを入力するだけで運用ができるという簡単なものです。
このように、Stratisには「誰でもプラットフォームを使用できる」というメリットがたくさん詰まっているのです。
Stratisのチャートとこれまでの値動き
Stratisは2016年に公開されましたが、当初は「1STRAT=10円前後」を推移していました。2017年の仮想通貨全体の市場拡大に伴い、Stratisも上昇傾向が続き、2017年9月には「1STRAT=700円前後」という大幅上昇を遂げています。
Stratisは上昇してすぐに、世界最大の仮想通貨取引所「Poloniex(ポロエニックス)」に上場も果たしましたし、マイクロソフトとも提携するなど勢いを増しいてきています。その評価と今後の展開に対する期待感が、大幅な値上がりに寄与していると考えられています。
Stratisの将来性
近年では大手企業も参入するようになるなどますます発展が見込まれるようになってきた仮想通貨市場ですが、Stratisもマイクロソフトとの提携などを通じて勢力を拡大してきています。また、何より「C#」を使用したプラットフォームという最大の特徴は、「イーサリアム」などを脅かす存在になるかもしれないという見方もできます。
一方で、より一般的なプログラミング言語を用いた仮想通貨の必要性が叫ばれているため、類似した仮想通貨が生み出されるされる可能性は否定できません。いずれにしても、仮想通貨市場には数多くの仮想通貨が存在していているために今後も競争にさらされるのは確実です。今後の展開から目を離してはいけないのです。