要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Steemとは
「Steem(スティーム)」は2016年4月に公開された仮想通貨で、ビットシェアーズの創業者であるDaniel Larimer(通称:bytemaster)氏によって開発された分散型のソーシャルメディアプラットフォームです。
Steemは「Steemit」というコミュニティサイトへ優良コンテンツを集めることを目的として作られました。ブロックチェーン上にデータを記録するという、今までにない方法で運営しているSNS(ソーシャルメディアネットワーク)ということで、非常に画期的なものとして注目されています。
Steemはブロックチェーンを利用したSNS(ソーシャルメディアネットワーク)のプラットフォームです。ブロックチェーン上にデータを記録するということで、SNS運営会社のシステム障害でコンテンツが見られなくなるということや、投稿したコンテンツが削除されてしまうということがないのが大きなメリットです。
そんなSteem内で使える仮想通貨には3種類あります。それは、「STEEM」・「Steem Power(SP)」・「Steem dollars(SD)」と呼ばれるものです。
「STEEM」は、Steemでのベースとなる仮想通貨であり、仮想通貨取引所で取引されているのもこの通貨です。年間100%ずつ発行量は増えていきます。STEEMはビットコインとの両替ができ、Steemitのアカウントを利用するだけで簡単に行えるのもメリットとなっています。
Steemのプラットフォームの利用者はSTEEMを購入する必要があります。STEEMはそのまま所有していると1日当たり0.19%ずつ価値が下がっていってしまいます。STEEM自体の価値の減少と高いインフレ率があるので長期的に保有する仮想通貨ではありません。後述します「Steem Power(SP)」や「Steem Dollers(SMD)」に交換する必要があります。
「Steem Power(SP)」はSteemitを利用するために必要な仮想通貨となっています。このSPの保有量に応じて投票権が割り当てられるシステムとなっています。また、SPを保有していると金利が付与されます。そのため、長期的な保有が期待されると同時にSteemitのエネルギー源として使用されています。つまり、Steemit内の報酬の資産として投稿された記事やコメントの投票に使用されているのです。1つ注意すべきことは、STEEMからSPへの交換(パワーアップ)はリアルタイムで行えるのですが、SPからSTEEMへの交換(パワーダウン)には2年かかるといわれています。週に1回、すべてのSPの104分の1しか交換できないように設計されているからなのです。
「Steem dollars(SD)」はSTEEMから交換される仮想通貨で、「1SD=1ドル」となるように調整されています。Steemit1の報酬の50%はSPで、残りの50%はSDで支払われることとされています。SPと同じように利子も受け取ることができます。仮想通貨取引所で取引もされており、法定通貨にも交換も可能です。
このような3種類の仮想通貨を持つことによって、Steemitの長期的な成長と法定通貨への交換を両立させているのです。
Steemのチャートとこれまでの値動き
Steemは2016年夏に一時200円前後まで値を上げ、時価総額ランキングで第3位にまで上昇したこともあります。現在では落ち着きを取り戻しており「1STEEM=10円~30円」前後を推移しています。時代はSNSが主流となりつつあり、新たな仮想通貨の在り方などに対する期待感が表れているといえます。今は、今後の展開がどうなるのか中止されている状況ではないでしょうか。
Steemの将来性
SNSの業界では「いいね」などボタンによって表現されていることが主流でしたが、Sttemitiは「価値を構築しているユーザーにも報酬を挙げるべきだ」という新たな考え方を生み出すことに成功しました。時代は、SNSを新たなメディアとして考えるようになってきました。そのような中での新たな仮想通貨の在り方やSNSの存在意義を見出したSteemには大きな注目が集まっていることは、仮想通貨市場での時価総額にも表れています。
一方で、Sttemitは日本人ユーザーはほとんどいません。仮想通貨取引所も国内に設置されているものでは取り扱っていません。今後、日本など他の国にも広がっていくことが成長のカギとなっていくでしょう。また、ブロックチェーン上にデータが記録されるということで削除されないメリットはありますが、その反面として投稿した本人も消せないというデメリットがあることも事実です。セキュリティ面や情報の質などについてのリスクを抱えていることは間違いありません。これらの対策を行っていけるかが重要なことです。いずれにしても、今後に大きな期待を抱かせる仮想通貨であることは間違いないでしょう。