要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
PIVXとは
「PIVX(ピヴクス)」は2016年1月に発行され2月に公開された仮想通貨で、通貨単位は「PIVX」です。現在の時価総額は全仮想通貨の中で第46位にあり、これからの成長が期待されています。
公開された当初は「Darknet(DNET)」という名称でしたが、この仮想通貨が目指すところと名称に乖離があると判断されたため再ブランディング時に「PIVX」に変更されました。
「PIVX」は、「ビットコイン」と「DASH」をベースに開発された、決済の安全性と匿名性に優れた分散型のプラットフォームです。今後、様々な分野での応用が期待されている注目の仮想通貨です。「Private Instant Verified Transaction」の頭文字から「PIVX」と名付けられました。
「PIVX」は、完璧な匿名性を持った即日決済の技術の開発とユーザー全員がその恩恵を享受できるようなネットワークを構築・維持していくことを目指しています。
PIVXには特に3つの特徴があります。
1つ目は、「匿名性が特に強く、瞬時に決済ができる」ということです。PIVXは「coin join」と呼ばれる技術と「ゼロ知識証明」を採用しているため、他の匿名性を特徴とした仮想通貨よりも匿名性がより高いのです。
「coin join」という技術は、複数の送信情報を1か所に集めて、それを混ぜてから受信者へ送金するため取引記録や取引履歴がわからなくなるというものです。PIVXはDASHをベースにしています。そのため、やはり匿名性には自信のある仮想通貨となっています。
また、ビットコインに比べても決済スピードが速く設計されています。これは非常に大きなメリットとなっています。
2つ目は、「PIVX」には発行上限がない」ということです。以前は4,316,650枚と決められていました。これは、取引検証作業が「PoW」で行われていたためです。「PoW」は「Proof of Works」という、ビットコインが採用している方式です。取引検証作業を行うと、その報酬として一定確率で新しいコインを獲得できます。
そのため、この方式は別名「マイニング」とも呼ばれています。PIVXの発行上限がなくなったのは、この取引検証方式を「PoS」に変更したことによるものです。「PoS」は「Proof of Steak」と呼ばれイーサリアムなどで用いられている取引検証方式です。
PoSは、仮想通貨の保有量に応じて新規発行の仮想通貨がもらえるという仕組みとなっています。銀行でいうところの金利にも近く、現在の仮想通貨市場では主流となっている取引検証方式となっています。
ビットコインをベースにしていながら、イーサリアムの取引検証方式を採用しているところは非常に興味深いところです。
3つ目は、「『リワードシステム』を導入している」ということです。「PIVX」では10,000PIVX以上を保有していてネットワークの安全性に貢献した人に対して、その貢献度に応じて「リワード」という報酬を得ることができるシステムを導入しています。このシステムは2017年5月から導入されていて、平均で年率4.8%の報酬が支払われる予定となっています。
PIVXのチャートとこれまでの値動き
PIVXは2016年の間は1PIVX=0.1円から1円の間で推移していました。しかし、2017年3月を境に大幅な値上がりを見せることとなります。
2017年4月には1PIVX=200円を突破し、9月には1PIVX=400円台に突入しています。PIVX自体の人気や将来の見通しが明るいという思惑や、PIVXのベースとなっているDASHの人気や値上がりも大きく寄与していると考えられています。
2017年11月時点での時価総額は全仮想通貨の中で50位前後となっていますが、今後も大きな成長が見込まれている注目の仮想通貨なのです。
PIVXの将来性
PIVXはビットコインとDASHをベースとして開発されています。そのため、両者のいいとこどりを行うためメリットの多い仮想通貨となっています。他の仮想通貨と比較しても優位性があり、今後の成長が見込まれる将来性が豊かなのです。
一方で、匿名性通貨は悪用されるリスクを抱えているのも事実です。悪用する者と対処法はまさに「いたちごっこ」のような関係にあります。いかに有効な対処法を施し続けることができるかが今後の成長の鍵となると考えられます。