仮想通貨アイオータ(IOTA)とは

アイオータ(IOTA)

要約すると・・・

  • IoTを実用的に利用するための仮想通貨
  • 開始日:2015年
  • 仮想通貨時価総額ランク:位
  • 価格:円 (前日比%)
  • 時価総額:円
  • 日本の取引所:-
  • 日本の販売所:-
※価格/ランクは1970年01月01日 09時00分時点の情報

IOTAとは

IOTA(アイオータ)は2016年7月に開発された、非常に歴史の浅い仮想通貨です。通貨発行量は2800兆枚で、時価総額は仮想通貨のなかでも10本の指に入ってくるメジャーな仮想通貨で、今後の展開が期待されている仮想通貨の1つとされています。

IOTA公式サイトhttps://iota.org/

IOTAが開発された背景には「IoT」があります。「IoT」とは、ご存じの方も多いかと思いますが、「Internet of Things」の頭文字をとった省略形で、日本語では「モノのインターネット」と訳されています。近年、このIoTが社会をにぎわせています。「日常生活で使用するあらゆるものがインターネットとつながることができる」というもので、スマートフォンはもちろん、時計(スマートウォッチ)やテレビ(スマートテレビ)が一般社会に入り込んできたのをはじめ、最近では冷蔵庫や電子レンジなど様々なものにIoTが取り入れられてきています。日常生活にインターネットが入り込むことで、人々の生活が便利で快適になっていくこととなり大きな変化をもたらすこととなります。2020年にはインターネットにつながるモノは250億台になるともいわれており、世界でも当たり前のものになるものです。「IOTA」はこのIoTを実用的に利用するために開発された仮想通貨なのです。

あらゆるモノがネットに繋がり、データを送受信するというのは、タダではありません。データを送る、受け取るというのは費用が発生します。現に我々は毎月スマホの利用代金を支払っています。モノがデータを一回送信する費用は非常に少額になり、円やドルでは表現できません。それを捉えるために利用するのがIOTAという訳です。これによってIOTで生じる費用・報酬を定量化できるようになります。

この「IOTA」には主に2つの特徴があります。
1つ目は「Tangle」と呼ばれるデータ管理システムを利用していることです。BitcoinやEthereumをはじめ、ほとんどの仮想通貨のデータ管理システムは「ブロックチェーン」と呼ばれるものです。これは、取引記録や取引履歴などを定められたサイズのブロックに収めていき、いっぱいになったら新たなブロックを作ってそこに保管することになります。この仕組みでは、各仮想通貨で設けられている1ブロックの容量によっては取引量の増加に伴う負荷が大きすぎるという事態を招くという欠点があります。「Bitcoin」と「Bitcoin Cash」と分裂する騒ぎになったのもこのことが原因でした。

一方で「Tangle」は「ブロックチェーン」とは全く異なる理論で作られたデータ管理システムです。ブロックチェーンのようにデータを連結させているわけではなく、DAG(有向非循環グラフ)という紐状のようなもので結ばれているようなイメージで負荷を少なくしています。それが決済をよりリアルタイムで反映させることができるというメリットを生み出しています。なお、「IOTA」はIoTのために開発されていますが、様々なものがインターネットにつながるということはセキュリティ面のリスクを常に抱えるということになります。現在でも仮想通貨の取引所などにハッカーが侵入するといった問題点が浮き彫りになってきています。「IOTA」はBitcoinなどと同じく分散型の承認システムを採用しており、ハッキングリスクを極力抑えているということも注目すべきところです。

2つ目は「送金手数料が0円」という点です。「IOTA」はマイクロペイメント(少額決済)に特化した仮想通貨です。先述した「Tangle」はBitcoinなどで用いられる多くの決済プロセスを省略させることができます。それが「手数料0円」を実現させているのです。これは、ある意味ではBitcoinのデメリットを打ち消す画期的なものなのです。
「IOTA」はこのような独自性を非常に大きなメリットとして成長してきている仮想通貨なのです。

IOTAのこれまでの値動き




IOTAは2016年7月11日に公開されました。その頃は時価総額が3億円程度だったといわれています。その後2017年6月13日に「Bitfinex」に上場することになりました。その後、7月にはいったん下落傾向にありました。これは、Bitcoinなどの分裂問題を抱えた仮想通貨市場全体の低調さに巻き込まれたと考えることができます。しかし、8月に入ると仮想通貨の中でもいち早く反転し上昇をはじめ、最高値として1.8ドル(日本円で197円前後)となりました。これは上場当初から比べても10倍以上です。これは、Bitcoinで用いられる「ブロックチェーン」とは全く異なる「Tangle」が注目されたことやIoTといった先進技術に対応できることに対する将来性が評価されたものだと思われます。現在は調整も入り0.6ドル(日本円で65円程度)前後で推移していますが、まだまだ割安との見方も多く買い時であると考えられます。

IOTAの購入方法

IOTA

IOTAの将来性

IoTはもはや社会に大きな影響を及ぼすほど市場規模が成長しており、そのシステムやプラットフォームの整備は急務とされています。その中でIOTAの仕組みはある意味では社会から求められているものであり、今後の成長は約束されたものであるという考え方ができます。全世界でIoTがあらゆる機器で導入され、必須項目化してくると考えるとIoTはビットコインなどをしのぐ全世界共通の仮想通貨となる可能性を秘めています。社会のニーズというのはそれほどまでに大きいものなのです。長期保有目的として、この安い時期にIOTAを買いだめしておくということは将来的に大きな利益をもたらすことができるかもしれません。

その反面、IOTAの技術というのは非常に複雑で、すべての人が理解できるものではありません。むしろ、ごく限られた一部の人にしか理解できないでしょう。そして、それはリスクとなります。今後の開発に長い時間がかかったり、一部のIoTにしか適合できなかったりすることもあるでしょう。トラブルが起こった場合に修正するのに大幅な時間がかかり、利用できなくなることもあるかもしれません。そうしている間に新たにもっと利用しやすい仮想通貨が生み出されるかもしれません。その場合は、IOTA自体が廃れていくことも想定されます。やはり仮想通貨にはリスクがあるのです。

このように、IOTAは大きな可能性とリスクを併せ持った通貨といえます。しかし、現状では可能性のほうに期待する声が多いのが事実です。長期的に保有しつつ、今後の展開に注目することが一番大事なことだと考えています。

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