要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
※価格/ランクは1970年01月01日 09時00分時点の情報
FirstCoinとは
「FirstCoin」は2017年2月に公開された仮想通貨です。新興企業を結び付けるプラットフォームとして新しい暗号化経済を実現するという目的のために開発されました。しかし時価総額は全仮想通貨の中で100位の中には入っておらず、実態もなかなか明らかになってこないなど透明性に欠くところもあります。
「FirstCoin」は「ビットコインの成功に影響を受けた次世代の仮想通貨」とされています。FirstCoinはビットコインよりも高速な取引が行えることを特徴としています。ビットコインは取引の承認作業に10分かかるとされています。仮想通貨で取引を行うにあたって、これだけ時間がかかることはネックと考える人も多いことも事実です。
新しく開発されている仮想通貨においては、必ずといっていいほど「迅速な取引」を行えることは特徴であり、メリットとなっています。当然のごとく、FirstCoinにおいても最大のメリットとなっているといっても過言ではありません。さらに、取引は匿名で行えるとうたっています。ビットコインにおける弱点を補っている仮想通貨といえるでしょう。
また、取引承認作業には「PoW(Proof of Works)」と「PoS(Proof of Stake)」のハイブリッドとされています。しかし、それはホワイトペーパーにも記載がないため詳細がはっきりとわかっていないのが現状です。
そのため、「PoW」の特徴であるマイニングや報酬についても明らかにされていません。一方、「PoS」では特徴とされる保有量に応じた報酬については詳細が知られています。
FirstCoinに登録すると「Mining Program」に参加ができるようになります。これによって、保有量に応じた報酬が得られるとされています。
近年は、ビットコインのようなマイニングよりもFirstCoinにも導入されている保有量に応じた報酬制のほうが主流になってきており人気もあります。FirstCoinは現在の主流をしっかり押さえているといえるでしょう。
FirstCoinのこれまでの値動き
FirstCoinは公開後は値動きがあまりありませんでしたが、仮想通貨市場全体の拡大に少し遅れる形で2017年4月頃から緩やかに上昇を開始します。
そして、2017年9月頃からはさらに急上昇することとなりました。その後は乱高下の値動きになっています実態がなかなかつかめない仮想通貨ですし、出来高も少ないため、投機的要素のみで値動きしていると考えられます。
FirstCoinの将来性
FirstCoinは市場でも評価されているとはいいがたく、出来高の少なさはまさにその現状を投影しているものに他ならないでしょう。仮想通貨はあくまでも「仮想」であり、実体がないものであるからこそホワイトペーパーなどでしっかりとした理念や技術などを明らかにする必要があるでしょう。通貨そのものが目に見えないものであるからこそ、その透明性が問われているのです。透明性が実体のない仮想通貨を「さも実体があるかのように見せる」ことを可能にするのです。そして、それが仮想通貨の信頼につながっていくのです。
Firstcoiinは情報がなく、出来高が少ない現状とは裏腹に「FirstCoin Club」なるものへの投資を募っています。これは、投資に応じて利益を分配するような仕組みを作っています。このようなことから、悪質な仮想通貨という見方もあるほどです。投資するには慎重さが求められているのです。
また、FirstCoin自体も他の仮想通貨と大きく異なる特徴はないといえますので、今後は独自性も求められることでしょう。