要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Arkとは
「Ark(アーク)」は、2017年3月に公開された、非常に新しい仮想通貨です。通貨単位は「ARK」となっています。2017年9月現在では、全仮想通貨の中で時価総額は30位前後となっています。この「Ark」は、仮想通貨の1つであり「LISK(リスク)」から分裂してできた仮想通貨として知られています。
「LISK」はプログラミング言語として「JavaScript」を採用したり、サイドチェーンを実装して処理速度を維持したりするなど非常に評価の高い仮想通貨の1つです。(Liskに関して詳しくはこちら)
「Ark」は、日常生活で気軽に仮想通貨を使うことができるように考えられて開発されたプラットフォームとなっています。そのため、利用者にとって便利な機能がたくさん実装されていることが特徴です。その中でも特に特徴的な3点を挙げたいと思います。
まず1点目は、「Smart Bridge(スマートブリッジ)」と呼ばれるものです。これは、ブロックチェーン同士を橋渡しするという機能です。現在、市場にはビットコインやイーサリアムといった日常生活にも影響を及ぼすほど代表的なものから「草コイン」と呼ばれるものまでさまざまな仮想通貨が存在しています。
しかもそれらは独自に発展を続け、他の仮想通貨と連携ができるというものではありませんでした。むしろ、その仮想通貨だけで完結してしまうというケースがほとんどでした。
しかし、それでは仮想通貨の使用も限定されてしまいます。Smart Bridgeを使用すると、検証済みのブロックチェーン同士の橋渡しが可能となります。ビットコインやイーサリアムなどのネットワークを通じて取引ができるようになるのは、非常に重要な機能です。この機能は非常に大きな特徴といえます。
2点目は、「処理が非常に速い」ということです。Arkのブロック生成はわずか8秒で完了します。超高速で取引の処理が完了するということは非常に大きなメリットがあります。ちなみに、ビットコインのブロック生成には10分かかるといわれていますので、その違いは歴然です。イーサリアムの場合でも15秒とされていますので、それと比較しても半分の時間で完了することになります。
3点目は、「様々な機能が付与されている」ということです。例えば、物理的なカード発行システムによって銀行口座を持たない人が送金や身分証をとして利用できる機能があります。利用者の利便性がよく考えられていることがよくわかります。
Arkは技術的な特徴があるというよりは、いかに利用者が快適に仮想通貨を利用できるかに重きが置かれていることが理解できると思います。
Arkのこれまでの値動き
Arkは2017年3月に公開された当初は「1ARK=5円」程度でした。その後、徐々に上昇をはじめ「1ARK=300円」を記録するまでに上昇しました。技術的な特徴がないことや、大手企業との提携などの進展が発表されるなど、特段大きな情報はなく、2017年以降の仮想通貨市場全体の拡大と連動した値動きと考えられます。しかし、今後の期待感などが値上がりにつながってきていると考えられています。
Arkの将来性
「様々な仮想通貨を橋渡しする」ということは、利用者の利便性だけにとどまらず仮想通貨市場全体の活性化につながることが考えられるため非常に注目されている技術であることは言うまでもありません。そのため、この機能に対する期待感が値動きにも反映されているといえるでしょう。
一方で、様々な機能を実装させようとしている点は期待感がある反面で完成された仮想通貨となるのかはまだまだ未知数なところです。しかも、橋渡しをするという機能は以前から考えられているところでもあり他の仮想通貨が表れるとも限りません。先行する仮想通貨は、他の追随を許さないほどの独自性を持てるかが問われることです。
いずれにしても、今後の展開から目を離せないということが言えるでしょう。