要約すると・・・
- 開始日:2017年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Ardorとは
「Ardor(アーダー)」は2016年7月14日に公開された仮想通貨です。通貨記号は「ARDR」です。「Ardor」は2016年中旬に「Nxt2.0」から改名されました。「Nxt」は、2014年に公開された「ネクストコイン」と呼ばれる仮想通貨で、仮想通貨の中では歴史の深いものとなります。「Ardor」について理解するにはこのNxt」との関係性を理解することが重要となります。(Nxtに関して詳しくはこちら)
「Ardor」とは、企業・銀行・政府などにブロックチェーンを提供するプラットフォームとして提供されている仮想通貨です。また、「Nxt」のブロックチェーンの技術を子チェーン(サイドチェーン)を通して利用できるように設計されています。
そもそも「Nxt」といわれる「ネクストコイン」は、2014年に公開されました。ビットコインの後継と主張する最初の仮想通貨といわれています。「Nxt1.0」は、「Ripple(リップル)」を除くと、最古参のビットコイン2.0系のブロックチェーンです。トークン発行やメッセージ機能など、利用者にとって使いやすくて便利な機能を有していましたので人気の高い仮想通貨でした。
「Nxt1.0」が進化した「Nxt2.0」は、サイドチェーンを導入しました。それによってスケーラビリティ(拡張性、システム規模を状況に応じて柔軟に最適化できること)を向上させ、自由度を高めることに成功しました。
「Nxt2.0」(Ardor)のメインチェーンではArdorの送受信のみに特化されるようになりました。そのため、Nxt1.0からあったメッセージの送信やトークン発行といった機能は失われてしまいました。しかしサイドチェーンではNxt1.0からの機能が存在していますので、結果的に利用者にとっては利便性はそのままとなっている点は大きなメリットとなっています。
これらの機能も保有したArdorは、ほかにも3つの特徴があります。
1つ目は、「取引の処理速度が高い」ということです。すべてのサイドチェーントランザクションを含む各ブロックは60秒以内に処理されるように設計されています。
2つ目は、「スケーラブルである」ということです。サイドチェーンのトランザクションデータは、サイドチェーンの数に依存されない最適なサイズに整理されるようになっています。
そして3つ目が、「取引履歴などの記録やデータをプライベート化できる」ということです。そのため、Ardorのサイドチェーンを利用することでNxtの高度なブロックチェーン技術を利用できるとされています。サイドチェーンの取引手数料には、そのサイドチェーン固有のトークンが利用できるようになっていますのでオリジナルの通貨での取引ができることになります。
Ardorのこれまでの値動き
Ardorは公開された2016年7月当初は値を下げていましたが2017年4月頃から上昇に転じてきています。現在も右肩上がりの上昇傾向にあり、最安値時期と比べればその価格は100倍以上になります。Ardorには特段大きな情報は出てきておらず、2017年の仮想通貨市場の拡大に伴い、認知度が向上し、仮想通貨相場全体の相場と連動するように変動しています。
Ardorの将来性
ArdorはNxtの技術を生かして開発された仮想通貨ですので、将来の見通しは明るいと考えられています。日本にある仮想通貨取引所ではまだ取り扱いがないため、名前は知られていないようですが今後の展開次第では日本国内でも利用者は増加すると思われます。
一方で、市場に存在する仮想通貨は非常に多いです。生き残りをかけて開発されていくため、他社の追随を許さない技術の導入が今後は必要になってくると思われます。