仮想通貨ジーキャッシュ(Zcash)とは

ジーキャッシュ(Zcash)

要約すると・・・

  • 開始日:2016年
  • 仮想通貨時価総額ランク:位
  • 価格:円 (前日比%)
  • 時価総額:円
  • 日本の取引所:-
  • 日本の販売所:coincheck 
※価格/ランクは1970年01月01日 09時00分時点の情報

Zcashとは

「Zcash」は2016年10月28日にリリースされた比較的新しい仮想通貨で、通貨単位は「ZEC」です。基本的な仕組みはBitcoinと非常に類似していますが、「Zcash」はその匿名性が大きな特徴となっています。匿名性を特徴に持つ仮想通貨は他にも「Monero」や「DASH」などがありますが、「Zcash」はそれ以上に高い匿名性を有している点で差別化されています。そのため、「Zcash」は「最強の匿名通貨」とも呼ばれています。

Bitcoinで取引を行うと、個人情報(自分の氏名など)は匿名ですが、取引記録に関してはオープンとなっており誰でも確認できるというシステムになっています。近年、Bitcoinがマネーロンダリングに使用されるのではないかという懸念が取りざたされていますが、Bitcoinの性質上マネーロンダリングは行われにくい仮想通貨であるといえます。

一方でそのリスクが高いのが、匿名性の高い仮想通貨である「Zcash」や「Monero」、「DASH」と言われています。「Monero」、「DASH」は取引履歴を匿名化していますが、アドレスや取引量は匿名にはされていません。一方で、「Zcash」はそれらをも匿名化させているのです。この「完全匿名性」が「最強の匿名通貨」と呼ばれる所以となっています。
この非常に高い匿名性を実現させたのは、「ゼロ知識証明」といわれるものです。これは、送金者も受取者(アドレス)も数量も第三者に知らせなくても取引が有効と証明されるという高い技術です。これが「完全非公開での取引が可能になる」ということなのです。ちなみに、一部非公開にできる仮想通貨というものはありますが完全非公開で取引が行えるのは現状ではZcashのみです。

Zcashのこれまでの値動き




cashは、リリース前から高い注目を浴びてきました。2016年にまさに満を持してデビューし、資金力のある投資家の買いが殺到したため上場後の爆騰を見せることとなりました。株式でいうと、非常に高い人気を博した銘柄のIPOがあり、上場すると大量の買い注文が殺到しストップ高で値付かずに終わるというものとよく似ています。しかしそのような人気は一過性に過ぎず、その後に暴落を見せてしまいます。そんなZcashは2017年に入ると再び上昇に転じました。2017年は仮想通貨市場にとっても大きなターニングポイントとなり、上昇を始める通貨が多かったこともあります。Zcashはその高い技術に基づいた匿名性というオンリーワンの匿名通貨です。そのことによって、2017年にアメリカが誇る世界最大の金融グループ「JPモルガン」がゼロ知識証明を評価し提携することとなりました。このことが、Zcashの今後の見通しを明るくさせたといえます。

Zcashの購入方法

Zcashの将来性

ZcashはBitcoinと類似していますが、その高い技術力で差別化を図ってきました。取引における匿名性は、送金アドレスや取引額を知られたくないというニーズの高さから生み出されたもので一定の支持を得ていることは確かです。しかし、このような通貨におけるリスクとして「マネーロンダリングなどに使用されるのではないか」といった懸念や「そもそも通貨自体が悪用されるのではないか」というリスクは常に付きまとうこともまた事実です。今後はそのような取引に対する監視体制なども整備していく必要があるのかもしれません。とはいえ、「ゼロ知識証明」などのように高い技術力はZcashにおいての大きな強みであり、今後も大きく成長していくことが期待されています。

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