仮想通貨はどんな時に値上がりするのか

仮想通貨はどんな時に値上がりするのか

要約すると・・・

  • 世界的な通貨であるため、世界中の影響、特に取引の多い中国・アメリカの影響を受けやすいです
  • Bitcoinが初めて大幅な上昇トレンドを見せたのが2013年3月に起きた「キプロス危機」
  • 発展途上の通貨であるため、各国の対応方法が状況に応じて変化してきており、その影響を大きく受けます

仮想通貨の価格が上がる理由

仮想通貨の価格は需要と供給のバランスで決定します。これは円などの他の通貨や株式と同じです。欲しいと思う人が多ければ価格は上がりますし、逆であれば価格は下がります。この需要と共有のバランスを見極めて安い時に買って、高い時に売ることで利益(キャピタルゲイン)を得ることができます。この際、あなたが注視しなければならないのは日本での仮想通貨の普及や信用度ではなく、世界中での需要と共有の動きです。仮想通貨は世界的に取引されており、特に多いのが中国元と米ドルでの取引です。つまり、これらの通貨での取引に大きく影響を受けやすいということです。

例えば日本で大手百貨店が仮想通貨決算の導入を始めたとして、それは世界的に見れば些細な出来事でしか無く、相場に大きな影響を与えるとは言えません。では、これまでどんな時に仮想通貨は値上がりしてきたのか、世界初の仮想通貨の過去の値動きをを見ていくことで理解していきたいと思います。

最初に確認できた上昇トレンド

2009年に誕生したBitcoinですが2012年までその価格は1BTC1,000円前後でした。それが大幅な値上がりを見せたのが2013年3月に起きた「キプロス危機」の時です。ユーロ圏のキプロス共和国で起きた金融危機のことで、ギリシャ危機の影響で経営が立ち行かなくなった銀行が閉鎖され、EUなどに救済を求めることになりました。これによって、ユーロの信用がガタ落ちし、代わりにBitcoinが注目されるようになり、価格は上昇しました。その後もBitcoinのATMができるなど、普及に期待が膨らみ、価格は上昇を続け、1BTCが10万円を超えるまでいきました。しかし、その直後の2014年マウントゴックス事件が起き、暴落します。
(マウントゴックス事件に関して詳しくはこちら)

仮想通貨は3年で20倍の価格上昇を見せている

2回目の上昇トレンド

2015年に欧州司法裁判所がビットコインは消費税・付加価値税の課税対象外との判決を下しました。このことによって、投資商品としての魅力が高まり、取引量が拡大、価格も上昇。この年、様々な分野でBitcoinによる決算サービスが導入されたことも重なり、上昇トレンドへと入ります。

3回目の上昇トレンド

そして2017年に入ると、日本を始め、これまであまり仮想通貨が注目されていなかった国での普及も始まり、バブルと言われる程、急速な上昇トレンドに入りました。このトレンドが始まった要因に仮想通貨のシステムの安全性が向上し、安心して取引できるようになったこと、仮想通貨で利用できるサービスが拡大してきていること、中国の資本流出規制の抜け穴としてなどがございます。これらが重なったことで上昇トレンドをとり始めると、値上がりの期待が期待を生んで、バブルに近い形で上昇を続けました。また、アメリカの大手証券会社が資産運用先として仮想通貨を取扱い始めるなど、新たな要因も生まれています。

しかし、これまで仮想通貨の相場を引っ張ってきた中国で、資本流出規制で取締が強化され、取引所の閉鎖が相次いで決まるなどのマイナス要因も生まれています。今後長期的な上昇トレンドを続けるためにはこれらのマイナス要因を打ち消す程の世界的な普及を加速し続ける必要があります。

Bitcoinはまだまだ発展途上の通貨で、国によって、扱い方も異なっています。各国での対応方法が仮想通貨普及に与える影響は大きく、価格に大きく影響してきたと言えます。

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