要約すると・・・
- Bitcoinを応用した仮想通貨
- 開始日:2015年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
Factomとは
「Factom(ファクトム)」は「Bitcoin2.0」と呼ばれるBitcoin第2世代、つまりBitcoinを応用した仮想通貨です。「Factom」というのはBitcoinのブロックチェーンを利用して電子データを記録する分散型のプラットフォームの名称のことで、通貨名称としては「Factoid(ファクトイド)」といいます。電子データを記録する分散型のプラットフォームということで、企業や機関の個人情報や機密データの保管に活用されています。2015年10月にリリースされてからも順調に成長を続け、現在ではアメリカの国土安全保障省やビル・ゲイツ財団とも提携するようになっています。この仮想通貨は、今後の展開次第では一般的な社会生活を大きく変えてしまうかもしれないほどの影響力を持つ可能性を秘めています。
Factomを利用する際には「Factoid」を支払うことになります。Factomによるデータ管理の特徴は4つあり、「データが改ざんされない」・「すべての変更をリアルタイムで記録することができる」・「誰かの証明を必要としない」・「低コスト」という点です。近年、情報漏洩による契約書や個人情報など機密データの流出などの問題が顕在化しています。その対処法として、莫大なコストをかけてセキュリティ面を向上させ、情報漏洩が起こらないようにしていますが、Factomはそれを安価に、安全に実現させてくれます。一方、手続きを行う側にもメリットがあります。例えば、引っ越しに伴う住所変更など公的な手続きを行うには手数料を払ったり煩雑な作業が必要となったりします。Factomを利用すれば、ボタンを一つ押すだけで手続きが完了できるようになるでしょう。データは改ざんされることがなく、ブロックチェーンを利用することで公的な証明も必要なく自分が間違いなく本人であるということも証明されることとなるからです。
現在、Factomは住宅ローン市場で登記簿や住宅ローンの契約、不動産管理などを安全に保守管理する「ファクトムハーモニー」や、医療データを厳格に保管する「Dロックby Smartrac」という2つのプロジェクトが注目を集めています。これらをきっかけに様々なデータ管理に活用されることが期待されているのです。
Factomのこれまでの値動き
2015年にリリースされたFactomは2016年に上昇します。これは、様々な企業にFactomの技術が認められて提携することになったことが起因しています。その後、2017年3月には400円前後で推移していた値が2017年6月には4000円台に暴騰するなど一気に10倍となりました。その後も、1500円台を下支えに反転し上昇しています。Factomの先行きが明るいことの証明であるといえるでしょう。一方である意味では成熟度の高い仮想通貨ということもいえるため、これから大きな利益を得るということはなかなか難しいかもしれません。
Factomの購入方法
Factomの将来性
Factomは、決済機能を主とした仮想通貨であるビットコインなどとは使用目的が異なる唯一無二の仮想通貨です。様々なプロジェクトが行われるイーサリアムのような分散型プラットフォームの中でも社会に非常に密接しており社会の仕組み全体を劇的に変化させる可能性がある点は大きな魅力です。そのため、今後の成長を期待する声が多いのは事実です。一方で、Factomはビットコインの考え方を応用して作られています。ということは、ある意味では将来的にはFactomを超える機能を保有する仮想通貨を作りやすいため競合してしまうということになります。しかも、現在のFactomは中央集権制を採用しており、その企業が破たんした時点でFactomは終わるということになります。これが大きなデメリットとして懸念する考え方があることも事実です。大企業などとの提携を武器に、これからも成長していくことができるか非常に注目されるところです。