要約すると・・・
- 開始日:2015年
- 仮想通貨時価総額ランク:位
- 価格:円 (前日比%)
- 時価総額:円
- 日本の取引所:-
- 日本の販売所:-
NEOとは
「NEO」は、中国発の仮想通貨です。2015年にICO(クラウドセール)が行われ、2016年に公開されました。
もともとは「AntShares(アントシェアーズ)」という名称で発行されていましたが、2017年6月に行われたカンファレンスによって通貨名称の変更が行われて「NEO」となりました。
NEOは仮想通貨にとどまらず、ブロックチェーンを利用したプラットフォームの名称でもあり,その中で使われている通貨でもあるのです。そのため、NEOは「中国版イーサリアム」と呼ばれているのです。
NEOはデジタル資産やアイデンティティ、スマートコントラクトなどを組み合わせた分散型のネットワークのことをいいます。NEOのシステムは将来の経済インフラとなることを目指しており、非常に高度な様々な技術が内包されているのが特徴です。
NEOはこのような独自の技術とブロックチェーン技術を組み合わせることによって、誰でも快適なスマートコントラクト生活ができることを目指しているのです。これが「中国版イーサリアム」と呼ばれている由縁なのです。イーサリアムにはないNEOの特徴は2つあります。
1つ目は「誰でも使うことができるわかりやすいプラットフォームである」ということです。イーサリアムの場合は、「Solidity」というプログラミング言語を学ばないと利用することができませんでした。
一方で、NEOはそのフィルターを通すことでほぼすべてのプログラミング言語が利用できるといわれています。例えば、一般的といわれているプログラミング言語である「Java」も「Microsoft.net」なども使えるとされています。プログラミング言語の多様性は開発拡張性の高さにつながり、プラットフォームの敷居が下がり様々な開発者が利用することに大きく貢献します。
様々な開発者が利用することになればプラットフォームも仮想通貨も利用者が増大しすることとなり、規模の拡大が期待できることとなるのです。最近の仮想通貨市場では、スマートコントラクトやソーシャルネットワーキングをはじめデータ交換や知的財産取引、広告市場など様々な分野でプロジェクトが進められています。
NEOはこれらのほとんどを網羅することが可能とされているため、様々な開発者の参加によって目指すべき世界(誰でも快適なスマートコントラクト)により近付けることができるのです。
2つ目は「中国市場で絶大な支持を集めている」ということです。当然ながら、仮想通貨やプラットフォームは多くの人が保有したり参加したりすることによってこそ意味を持つのです。
NEOは中国発の仮想通貨でありプラットフォームです。中国の人口は10億人以上です。この市場規模はまさに「巨大市場」そのものです。中国市場で支持されることは世界にも大きな影響を与えることとなるのです。
しかも、NEOの開発元企業(「onchain」)の技術は中国発のインターネットショッピング企業「アリババ」でも採用されているといわれています。NEOは今後ますます世界に大きな影響を与えていくことはほぼ確実なのです。
このように、NEOは今後も注目を集めていくことは間違いありません。
NEOのこれまでの値動き
NEOは中国発の仮想通貨ということがそもそも特徴であるため、公開と同時に大きな注目を集めました。2017年の6月前後から一気に上昇をはじめ2017年8月には1NEO=5000円を突破することとなり時価総額もトップ10県内に突入しました。
現在は6位前後に位置しています。しかし9月には中国政府による新規ICOが禁止されるなど、仮想通貨に対する規制が厳しくなったこともあり値を下げることとなりました。
NEOの将来性
NEOはイーサリアムと同じく、スマートコントラクトなどを取り扱うプラットフォームであることやその開発拡張性などからますます大きな成長が期待できます。今後は、NEOを利用した様々なアプリケーションが生み出されていくこととなるでしょう。中国市場から全世界へ、大きく羽ばたいていく可能性は非常に高いです。
しかし一方で、「中国市場で支持されていること」が逆にリスクになる可能性もあります。最近、中国政府は仮想通貨に対する規制を強化し始めています。NEOに対する規制も例外ではありません。今後の政府の動向次第では、NEOそのものの存続が危ぶまれるかもしれません。
NEOそのものだけでなく、中国政府の動向にも大きな注目をしていかなければならないのです。